アル中の脳内日記

アル中親父による一人雑談ブログ

日雇いの頃 6

山谷の親父さんが、日雇い仲間のBさんについて語ってくれた。Bさんは西成に住んでいたが仕事にありつけず、「東京の山谷に行けば腐るほど仕事がある。」と聞き、なんと徒歩で西成から山谷へ来た人だ。半年かけて大阪から東京まで歩いたのだ。道中の食事などは、金が無いので民家の畑から大根やカボチャを盗み食いし、済ませたとのことだ。夏場だったので恐ろしく日焼けし待望の山谷へたどり着いたが、仕事は皆無だった。Bさんはその後、盗んだ自転車で東京から故郷の福島県へ帰り、いくばくかの金をもらい再び山谷へ戻って来たツワモノである。縁あって、Bさんが作った麻婆豆腐を一度食べたことがあるが、人生の辛味が効いた絶品であった。